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車の購入と維持にかかる税金について
自動車を購入・維持する事で様々な税が課されます。
自動車税や重量税をメインとし、燃料に対しても税金があります。
更に以前は新車購入時の自動車取得税もありました。
でも、実は車種によっては補助金がもらえたり、減税されるケースもあります。
車関係で貰える補助金
車で貰える補助金制度は主に3つあります。
| 車種 |
補助金上限額 |
|---|---|
| 電気自動車 | 420,000円 |
| プラグインハイブリッド自動車 | 220,000円 |
| 燃料電池自動車 | 2,105,000円 |
| クリーンディーゼル自動車 | 150,000円 |
CEV補助金は
- 電気自動車
- プラグインハイブリッド自動車
- 燃料電池自動車
- クリーンディーゼル自動車
などが対象となります。
これらの車は通常のガソリン車と比べると高額になります。
そのため経済的負担を軽くしてその普及を促進するのが補助金の目的です。
また
- 電気自動車
- プラグインハイブリッド自動車
に対しては、充電装置の設置に対する補助金もあります。
こちらの補助金は令和3年度分の新規申請受付を終了しています。
サポカー補助金
| 区分 | 機能 | 補助金額 | |
|---|---|---|---|
| サポカー | 自動ブレーキ |
・登録車:6万円 |
|
| サポカーS | ベーシック | 対車両低速自動ブレーキ | |
| ペダル踏み間違い時加速抑制装置 | |||
| ベーシック+ | 対車両自動ブレーキ | ||
| ペダル踏み間違い時加速抑制装置 | |||
| ワイド | 対車両・対歩行者自動ブレーキ |
・登録車:10万円 |
|
| ペダル踏み間違い時加速抑制装置 | |||
| 車線逸脱警報・車線維持支援システム | |||
| 先進ライトシステム | |||
|
後付けペダル踏み間違い急発進抑制装置購入補助 |
|
|---|---|
| 機能 | 補助金額 |
| 障害物検知機能付きペダル踏み間違い急発進抑制装置等 | 4万円 |
| ペダル踏み間違い急発進抑制装置等 | 2万円 |
サポカー補助金は自動ブレーキや踏み間違い急発進抑制装を取り付けた、安全性を高めた先進安全自動車の普及を目的とした補助金です。
既存の車両に対して後付けした場合も対象となります。
こちらの補助金は2021年11月に予算枠を使い切ったため、国としては新規受付を終了しています。
その他の補助金
先に述べた国が行っているCEV補助金やサポカー補助金に、自治体が追加で補助金を出す事もあります。
国と自治体両方から補助金を受け取ることが出来ます。
車にかかる税金が減税されるケース
車の減税と言えばエコカー減税が有名ですが、2019年10月より税の仕組みが変わったことで減税となったケースもあります。
自動車取得税の廃止と環境性能割の導入
| 車種 | 自動車取得税（2019年9月末） | 環境性能割（2019年10月より） |
|---|---|---|
| 登録自動車 | 3％（エコカー減税による軽減の場合あり） | 0～3% |
| 軽自動車 | 2%（エコカー減税による軽減の場合あり） | 0～2% |
消費税が8%から10%になったのに合わせて、自動車取得税が廃止となりました。
自動車取得税の代わりとして新たに導入されたのが「環境性能割」で、燃費性能に応じて課税される制度です。
環境性能割の上限は従来の自動車取得税と同じで、逆に燃費性能が良い車種に関しては低い税率をかけ、軽減対象となる車種が増えたことで実質的な減税処置となります。
2019年10月以降の新車（自家用乗用車）自動車税の引き下げ
| 排気量（自家用車） | 引き下げ前の税率 | 引き下げ後の税率（引き下げ額） | 2019年9月以前で新車から13年経過 |
|---|---|---|---|
| 軽自動車 | 10,800円 | 10,800円（0円） | 12,900円 |
| ～1000㏄ | 29,500円 | 25,000円 （-4,500円） | 33,900円 |
| 1001～1500㏄ | 34,500円 | 30,500円 （-4,000円） | 39,600円 |
| 1501～2000㏄ | 39,500円 | 36,000円 （-3,500円） | 45,400円 |
| 2001～2500㏄ | 45,000円 | 43,500円 （-1,500円） | 51,700円 |
| 2501～3000㏄ | 51,000円 | 50,000円 （-1,000円） | 58,600円 |
| 3001～3500㏄ | 58,000円 | 57,000円 （-1,000円） | 66,700円 |
| 3501～4000㏄ | 6,6500円 | 65,500円 （-1,000円） | 76,400円 |
| 4001～4500㏄ | 76,500円 | 75,500円 （-1,000円） | 87,900円 |
| 4501～6000㏄ | 88,000円 | 87,000円 （-1,000円） | 101,200円 |
| 6001㏄ ～ | 111,000円 | 110,000円 （-1,000円） | 127,600円 |
2019年10月以降に新規登録した車の自動車税は毎年減税となりました。
特に排気量2000㏄以下での減税額が大きくなっており、10～15%の減税となります。
また13年以上経過したときの重課と比較すると、場合によっては年間1万円前後の差が生まれる事も分かります。
一方で軽自動車は元々税率が少ない車種なので据え置きとなっています。
エコカー減税による重量税の減税
| 区分 | 3年自家用車（2021年5月以降新車登録時） | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| エコカー | エコカー（75%減） | エコカー（50%減） | エコカー（25%減） | エコカー外（軽減無し） | |
| 軽自動車 | 免税 | 1,800円 | 3,700円 | 5,600円 | 9,900円 |
| 0.5トン以下 | 該当なし | 3,700円 | 5,600円 | 12,300円 | |
| ～1トン | 7,500円 | 11,200円 | 24,600円 | ||
| ～1.5トン | 11,200円 | 16,800円 | 36,900円 | ||
| ～２トン | 15,000円 | 22,500円 | 49,200円 | ||
| ～2.5トン | 18,700円 | 28,100円 | 61,500円 | ||
| ～3トン | 22,500円 | 33,700円 | 73,800円 | ||
エコカーとしての線引きは排ガスや燃費の基準によるものです。
最も新しい基準が令和12年度燃費基準というもので、これに対しての達成率によって重量税の減税率が変わります。
令和12年度燃費基準の達成率90～120%が免税、75%以上で50%軽減、60%以上で25%軽減となり、それ以外が対象外となります。
| 区分 | 2年自家用車（2021年5月以降からの税率） | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 初回車検のエコカー | 2回目以降車検のエコカー（本則税率） | エコカー外 | エコカー外（13年経過） | エコカー外（18年経過） | |
| 軽自動車 | 免税 | 5,000円 | 6,600円 | 8,200円 | 8,800円 |
| 0.5トン以下 | 5,000円 | 8,200円 | 11,400円 | 12,600円 | |
| ～1トン | 10,000円 | 16,400円 | 22,800円 | 25,200円 | |
| ～1.5トン | 15,000円 | 24,600円 | 34,200円 | 37,800円 | |
| ～２トン | 20,000円 | 32,800円 | 45,600円 | 50,400円 | |
| ～2.5トン | 25,000円 | 41,000円 | 57,000円 | 63,000円 | |
| ～3トン | 30,000円 | 49,200円 | 68,400円 | 75,600円 | |
2回目以降の車検＝自家用車における5年目車検からは、エコカーに対しても課税されますが、その他の車両よりは軽減されたままです。
一方で13年、18年経過した車両に対しては重課となっています。
買い替えを検討するなら愛車の査定を
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そのため、双方から利益を取ることが可能になってしまいます。
提示された見積もりを見た時に新車の値引き幅が大きく感じても、実際には下取り車を安値で引き取られているかもしれません。
そのため下取り車の市場価値を事前に把握していれば、それだけ新車購入の頭金に使うことができます。
頭金を多くできれば、
- ローンの頭金にする
- よりハイグレード車を選ぶ
- オプションを充実させる
など、様々な使い道ができます。
そのためにも今乗ってる車の下取りは、ディーラーに任せるのでは無く、自分で最高値を出してくれる業者を見つける必要があります。
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